産油国の大統領が相次いで蔚山を訪れる理由は…=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.17 10:53
「ここは50年前にはコククジラが出た所だったそうです」。
3日、蔚山(ウルサン)にあるSKエネルギーの工場。ユン・ソンウク広報チーム部長が遠く見える海辺を示す。停泊中の数隻の船がぼんやりと見えるそこは長生浦(チャンセンポ)港。「クジラが住むところ」という意味で「鯨海」とも呼ばれた所だ。コククジラやナガスクジラを水揚げしていたこの港の風景が変わることになったのは1964年4月に遡る。当時の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領は海外から資金を借りてきた。そしてここに韓国初の石油精製塔(第1常圧蒸留施設)を建てた。原油を輸入してここで精製し産業動力源として使うようにしたものだった。