【噴水台】“美男子”応援団も送ってもらえませんか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.15 13:53
「南男北女」という言葉が初めて登場した本は、1927年に出版された歴史学者イ・ヌンファ先生の『朝鮮女俗考』だという。当代の女性に関した風俗を整理した本だが、「男性は南側地方の人が秀逸で、女性は北側地方の人が美しい」という意味でこの単語が載せられた。肌が白く面長で一重まぶたの女性が朝鮮時代の美人像だが、気候のためなのか北側地方にこんな顔がより多かった。江界(カンケ)美人、会寧(ヘリョン)美人、咸興(ハムフン)美人などもこうした俗説を後押しした。
2002年、釜山(プサン)アジア競技大会の時に288人の北朝鮮美女応援団が韓国を訪れると「やはり南男北女」だといって全国が盛り上がった。彼らの服装や化粧法はもちろん、滞在中の船で何をするのか、おやつは何を食べているのかなど、つまらない報道が続いた。「美女マーケティング」の驚くべき効果を知るようになった北朝鮮は、翌年2003年の大邱(テグ)夏季ユニバーシアード大会に303人の応援団を、2005年仁川(インチョン)アジア陸上選手権大会には青年学生協力団という名前で124人を送った。金正恩(キム・ジョンウン)の夫人・李雪主(リ・ソルジュ)も2005年、協力団の一員として仁川を訪れたことがある。