コメ市場開放しても義務輸入は継続…対立する韓国政府と農民(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.14 11:36
「韓国政府はコメ市場を開放すればまるで義務輸入量がなくなるかのように話しています」。先月京畿道義王(キョンギド・ウィワン)にある韓国農漁村公社で開かれた「コメ関税化猶予終了関連公聴会」。自由討論時間になるとすぐにコメ市場開放(関税化)反対側のパネラーはこう指摘した。韓国はコメ市場開放をしない代わりに毎年一定規模のコメを義務的に輸入しているが、「来年から関税化に政府が方針を変えれば義務輸入しなければならないコメはなくなる」というニュアンスで政府が広報をしているという批判だ。
韓国政府はこうした指摘を受け入れるような姿勢を見せた。農林畜産食品部のヨ・インホン次官は11日に国会で開かれた追加公聴会で、「韓国の今年の義務輸入量は40万9000トンで、これは関税化後も5%の税率で輸入しなければならない」と説明した。農林畜産食品部関係者は、「これまでわれわれはいかなる情報も隠してきたことはないが、こうした誤解を受ければ一般国民の支持を得られない可能性もあるという点はよく知っている。そこで次官の冒頭発言でこうした事実関係を明確に示したもの」と説明した。