【時論】7・30再・補欠選で「将棋盤」公認…これが韓国の民主主義なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.10 16:33
先週、スウェーデンのストックホルム大学韓国学科のガブリエル・ヨンスン教授から投げかけられた話にドキッとした。韓国にはなぜこれほど再・補欠選挙が多いのかという質問だった。私は国会議員が広域団体長の選挙に出馬するために補欠選挙が多くなり、2012年の総選挙で選挙不正を行って当選無効の刑が確定した人が多くて再選挙も増加したのだと答えた。10年来の親交があるヨンスン教授は、地方選挙に出てくる人がなぜ国会議員になったのかと指摘した。スウェーデンでは選挙不正がなく、自分のいる間に再選挙は一度もなかったと付け加えた。
今回の再・補欠選挙が実施される理由は、代議制民主主義の原則を根本から揺さぶり、ほかの選挙制民主主義国家と比較すると恥ずかしいことこの上ないものだ。選挙区ごとに選挙管理費用として約10億ウォンを要し、15選挙区で大変な税金が無駄に消えることになる。経済危機の中で政界が先頭に立って血税を浪費しているのだ。