「ウォンと人民元の直接取引市場、習主席訪韓の最大の成果」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.10 08:34
中国政府がウォンと人民元の直接取引市場の開設を習近平国家主席訪韓の最大の成果として評価したと中国政府消息筋が伝えた。今回の韓中共同声明を通じて合意した多くの事案のうち、中国がどこに最も力を入れていたのかがうかがえる。
外交消息筋が9日に明らかにしたところによると、中国政府は習主席訪韓後に行われた内部評価で、「全体的に非常に満足な結果を得た」とし、特にソウルに人民元の直接取引市場を開くことになったことを最大の所得に挙げた。両国は共同声明で、▽ウォンと人民元の直接取引市場を開設し▽中国交通銀行ソウル支店を人民元清算決済銀行に指定し▽韓国に総額800億元を中国に投資できる人民元適格海外機関投資家資格を付与する――ことにした。これでソウルは中華圏の香港、台北のほか、シンガポール、ロンドン、パリ、フランクフルトとともに人民元域外ハブ都市になった。