【コラム】韓国人の低い「死の質」…幸福指数を高める在宅医療
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.08 17:43
現代医療は、装備医療と言っても過言ではない。巨大な陽子線治療機器、磁気共鳴画像装置(MRI)などの大型診断機器に手術用ロボットまで一般化した。聴診器での診察場面がますます見慣れないものになる。医師が患者と目を合わせる代わりに検査・診療情報が入ったモニターを見る。対話の時間が30秒足らずのケースも多い。機械化された診療だ。患者は設備を探して病院に行かなければならない。
病院で、病気をもらう時がある。昨年、ある植物状態の患者は自宅療養から病院に入院して半年で4回肺炎にかかった。看病していた妻が寝込んだ間に入院して1週間で亡くなった患者もいる。病院でスーパーバクテリアといった耐性菌に感染する人が年間数千人に達する。