習主席、抗日戦争の現場へ…「侵略歴史の歪曲・美化は許さない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.08 08:34
中国の習近平国家主席が日本の歴史歪曲に対し、また強く警告した。習主席は7日、日中戦争のきっかけとなった「盧溝橋事件」77年行事に出席し、「誰であれ、侵略歴史を否定・歪曲し、さらに美化しようとすれば、中国と世界の人民が許さないだろう」と警告した。中国国家主席は5周年または10周年単位で盧溝橋事件記念式に出席してきた。今回の習主席の出席は極めて異例だ。日本軍は1937年7月7日夜、盧溝橋付近で中国軍が先制攻撃を加えたという口実を作り、日中戦争を起こした。
習主席は「中国人民の抗日戦争と世界反ファシスト戦争で勝利してから70余年が過ぎたが、今でも少数の者が歴史的な事実と戦争中に犠牲になった数千万人の罪のない生命を無視し、歴史の車輪を逆に回している」と非難した。続いて「我々が団結すれば克服できない困難はなく、偉大な抗戦精神を持たなければならない」と述べ、中国人の団結を促した。この日の記念式には習主席のほか、兪正声中国人民政治協商会議(政協)主席ら各界から約1000人が出席した。記念式は異例にも官営中央テレビ(CCTV)が生中継した。新華社通信は7日、習主席の記念式出席に関し、「安倍政権を中心にした日本の右翼勢力の誤った歴史認識を必ず正すべきだという中国の意志を表した」と分析した。