【コラム】韓国の内需活性化、高級化に答えがある(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.04 15:56
韓国経済は供給過剰、需要不足の沼にはまっている。実際、多くの業種が全世界的に供給過剰状態と考えられる。製造業は輸出でこの難局を打開しながら全体の経済成長率をそれなりに支えているが、海外の需要に補充するどころか、わずかな国内の需要を海外に奪われているサービス業従事者の困難は日々、深刻になっている。
そうでなくとも最も深刻な供給過剰状態にある飲食業、運輸業(タクシー、荷物配送)、小売業は旅客船セウォル号事故の直撃弾を受けた。いわゆる高級知識サービス業とされる弁護士、医師、会計士も仕事を確保するために激しく競争しなければならず、給料レベルも低下している。
こうした状況で企業家を集めて投資を勧めたり、就職できない若者に創業を推奨するのは解決策でない。投資や創業はマクロ分析で「需要」に分類されるが、完了すると同時に供給能力が拡大するからだ。一言で、需要の増加が前提にならない供給拡大は全体をさらに厳しくさせる。