フェラーリ支社長「韓国の名品ブランドの勢い、明らかに弱まっている」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 16:40
「驚いた。清潭洞(チョンダムドン)には数多くの名品ブランド展示場がある。私が20年前に韓国に来た時はそうではなかった。しかしすべてが本当の“ラグジュアリーブランド”ということはできない。事業を拡大する過程でラグジュアリーの核心といえる“希少性”を失ったからだ」。
1日、ソウル江南区清潭交差点。バーバリー、ドルチェ&ガッバーナなど名品ブランド店が並ぶここに、あるイタリア人男性が現れた。彼は朝からいくつかのブランド店を回ると、指を折り始めた。「何をしているのか」と尋ねると、「本当に名品ブランドだといえるところを数えている」という言葉が返ってきた。フェラーリのジュゼッペ・カッターネオ極東アジア総括支社長の言葉だ。
カッターネオ支社長は先月30日、新車「カリフォルニアT」の韓国公開のために訪韓した。新車の点検のため清潭交差点にあるフェラーリ清潭展示場を訪れた。カッターネオ支社長は「韓国は過去20年間に名品ブランドが最も多く成長した国の一つだが、今ははっきりとその勢いが弱まっている」とし「フェラーリはブランド希少性を守るために、年間1万1000台まで生産可能な車を7000台限定生産するという原則を守っている」と強調した。