規模拡大するサムスンSDI、電気自動車バッテリー市場に照準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.01 09:07
サムスンが電気自動車用バッテリーなど次世代自動車市場をスマートフォン後の新しい収益源として照準を定めている。サムスングループでバッテリー事業を担当しているサムスンSDIは1日に理事会を開き第一毛織との正式合併を発表する。年間売り上げ10兆ウォン(約1兆円)、資産規模15兆ウォンの巨大な部品素材企業が誕生することになる。
これにより統合サムスンSDIと電気自動車バッテリー業界最大手のLG化学、そして“電気自動車業界のアップル”と呼ばれる米テスラモーターズと手を組んだパナソニックの3社による主導権争いもさらに激しくなる見通しだ。サムスンSDIが第一毛織を合併する理由は簡単だ。電気自動車バッテリーの限界を突破するためには第一毛織が数十年間蓄積してきた新素材技術が切実だったためだ。第一毛織はバッテリー寿命などを向上させられる二次電池セパレータ技術と有機素材技術に強みを持っている。