【コラム】すさまじい韓国の道路
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.30 14:32
今、大韓民国で最も熱い関心事は安全だ。胸が痛むセウォル号惨事に続き起こったソウル地下鉄事故に、全羅南道長城(チョンラナムド・チョンサン)療養病院の放火事件など残念なことが続く中で、安全が政治的議題として浮上した。セウォル号惨事後、約2カ月以上が過ぎたが市民はいまだに苦しい。辛い事故によって数多くの命がなくなったが、被害防止はもちろん事後対応もしっかりできなかった者たちへの恨みは依然として残っている。市民の安全を守れる再発防止策を求める声は大きくなっている。セウォル号惨事に深い哀悼を送り、より一層安全な社会になるために努力する韓国を応援したい。
ところで気になる点が1つある。なぜこの時点になっても道路の安全は依然として後回しなのかという点だ。
先週、ソウル都心の道路の真ん中でとても慌てた経験をした。信号は明らかに青だったのに、車は歩行者を無視して先を争い走っていた。それほどまれなことでもないが、セウォル号惨事以後も変化がないというのは理解し難いものだった。