「北の核実験に反対」…韓中会談の成果、この一行にかかる(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.30 10:31
中国の習近平国家主席の訪韓(7月3、4日)のハイライトは、北朝鮮の核問題に関する発言のレベルだ。北朝鮮に対する明確なメッセージがなければ、首脳会談は半分の成功に終わる可能性がある。その間、朴槿恵(パク・クネ)大統領と習主席は4回の首脳会談をし、北朝鮮の核問題に対する共感の幅を広めてきた。中国は北朝鮮の核保有が北東アジアの秩序を揺さぶる可能性があるという点で、一貫して反対の立場を見せてきた。ただ、直接的な警告の代わりに「韓半島非核化」のような間接的な表現を使ってきた。
29日の外交消息筋などによると、今回の習主席の訪韓を契機に、両国首脳は「北の4度目の核実験に反対する」「核実験阻止のために協力する」など、より直接的かつ進展した内容を共同宣言文に盛り込むために最終意見を調整中という。共同宣言文に「北朝鮮」という主体が明示される場合、昨年6月の韓中首脳会談より明確な警告になる可能性があるという分析だ。当時、両国首脳は「核兵器開発が韓半島を含む北東アジアおよび世界の平和と安定に対する深刻な脅威となるという認識で一致した」という表現を共同声明書に含めた。尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は「内容を詳細に見ると、そこには隠れたインプリケーション(implication、暗示)がたくさんある」と解釈したが、北朝鮮の立場を考慮した中国が『北核』という表現を明示するのに消極的だったという指摘があった。