北朝鮮、ジェットコースター式人事断行…重要ポストで異常な兆し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.26 14:58
北朝鮮の人民武力部長に玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)元軍総参謀長が任命された。朝鮮中央放送は25日、平壌(ピョンヤン)で開かれた決起大会の参列者を紹介しながら玄永哲を「人民武力部長である陸軍大将」と明らかにした。人民武力部長は韓国の国防長官に該当する。玄永哲は金正恩(キム・ジョンウン)執権初年度である2012年7月に李英鎬(リ・ヨンホ)の粛清によって後任の総参謀長に任命されたが、昨年5月に金格植(キム・ギョクシク)に追いやられた。1949年、咸鏡北道漁郎(ハムギョンブクド・オラン)生まれの玄永哲は、総参謀長時期には次帥階級だったが退任後は隊長に降格、さらに上将へと1階級低くなった。今年4月、最高人民会議代議員から脱落するなど困難を経て今回復帰した。
韓国の合同参謀本部議長格である北朝鮮軍総参謀長の座にも異常な兆しが見える。李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長は北朝鮮官営メディアが4月27日、金正恩の砲射撃訓練参観の実行人物として紹介して以降、2カ月近く活動がない。北朝鮮は総参謀部の辺仁善(ピョン・インソン)作戦局長を最近になって「総参謀部第1部総参謀長」と呼んでおり、李永吉に取って代わる可能性がある。