【コラム】習近平の訪韓が成功するには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.25 12:00
コメントは恐ろしい。称賛よりも叱責が圧倒的だ。また人間の原初的な本能を発散する露骨な表現が多い。筆者の文についたコメントの中で、今でも痛く記憶しているものがある。「これを文章のつもりで書いたのか。ボールでも蹴ってろ」。筆者の名前と韓国の代表的なサッカースターの1人の名前が同じであることを婉曲に表現したのだ。
職業的に中国関連の文を書く筆者は、この1年間で1つ、目につく事を発見した。コメントの中で中国の習近平・国家主席に対する悪口があまりないという点だ。むしろ「問題ないと思える人」という好意的な表現が少なくなかった。峨山(アサン)政策研究院が4月に発表した米中露日など主要4カ国の指導者に対する好感度調査でも、習近平は不動の2位を守って1位のバラク・オバマ米大統領を追撃する姿だった。習近平が韓国で好感を持たれる理由は何か。大きく4つのことが言われる。