<韓国旅客船沈没>船員ら、CCTVで船室内の子供たち見ても脱出した模様
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.25 08:49
沈没したセウォル号の船内のあちこちに、船体が傾いても乗客がつかまって移動できる手すり(安全バー)が設置されていたことが確認された。イ・ジュンソク船長(69)と船員が脱出するよう放送さえ流していたら乗客が脱出できたという意味だ。またセウォル号操舵室には船室をはじめとして船体内部を見せるCCTVモニターがあったことも確認された。イ船長と船員がCCTVで乗客が船室内にとどまっているのを見ながらも、自分たちだけで脱出した可能性があることを示す部分だ。
24日、光州(クァンジュ)地方裁判所では刑事11部(イム・ジョンヨプ部長)審理で、イ船長とセウォル号の船員15人に対する3回目の公判準備期日と初めての公式裁判が開かれた。この席で検察はセウォル号の内部写真150枚余りを公開した。セウォル号運航会社の清海鎮(チョンヘジン)海運が、セウォル号を処分しようと船舶仲介人が事故前日の4月15日に撮った写真だ。
検察はこのうち廊下のほとんどに設置されていた手すりの写真を証拠として提示した。検察は「船が傾いても、手すりをつかんで十分に移動できた」と何度も強調した。適時に脱出しろと放送していたら数多くの命を助けることができたという指摘だった。