【コラム】韓流を続かせる動力は「人材輸出」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.20 16:35
韓国のプロスポーツは今年も多くのファンの声援と共に熱気を増している。特に国内だけでなく海外に進出した韓国人選手への期待と関心も、今までになく熱い。野球の秋信守(チュ・シンス)・柳賢振(リュ・ヒョンジン)・尹錫ミン(ユン・ソクミン)選手やサッカーの奇誠庸(キ・ソンヨン)・具滋哲(グ・ジャチョル)・孫弘敏(ソン・フンミン)選手らを見るたびにグローバル人材のパラダイムが変わったという気がする。韓国出身の選手たちがメジャーリーグやワールドカップで世界的に有名な選手たちと堂々と競う姿に、ポスト韓流熱風の主役がまさに「韓国型人材」になると確信する。
韓国教育開発院で調査した2013年高等教育機関の卒業者の海外就労統計によれば、2011年から毎年、社会から一歩を踏み出す56万人の大学卒業者のうち0.3%程度が海外就労に成功したことが分かった。絶対的には少ない数だが、増加率で見れば2年間で2倍に急増した。それだけ韓国の青年たちの海外就労に対する関心が高まって、機会と挑戦の視野も広くなっているという意味であろう。産業通商資源部でも青年の専門人材の海外進出活性化を骨子とした業務計画を発表したのに続き、韓国産業人材公団・貿易協会・大韓貿易投資振興公社(KOTRA)など多様な機関や大学までが、韓国の青年たちのグローバル進出を支援するために乗り出した。