【コラム】シンガポールのセントーサ島、魅力的な「カジノ観光戦略」とは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.20 14:56
先月30日、日本の安倍首相はシンガポールに到着するやいなや2つのカジノ複合リゾートを訪れた。日本が2020年の東京オリンピックを狙ってカジノ複合リゾートを推進しているためだ。シンガポールは2010年にカジノ・ホテル・コンベンション施設・ショッピングモールなどを含めた複合リゾートを建設し、観光産業の増進と内需の景気浮揚に成功した。約2万件の新しい雇用を創り出し、オープン年度だった2010年にシンガポール国内総生産(GDP)を1.7%引き上げた。
シンガポールの成功神話はまもなくアジア内のカジノ熱風を呼び起こした。現在、日本・台湾・フィリピンなどがカジノリゾート開発に熱を上げており、韓国も永宗島(ヨンジョンド)にカジノ複合リゾート建設を推進中だ。だが今年1月にニューヨーク・タイムズが社説で指摘したように、アジア諸国はカジノ収益のほかに、別の面でシンガポールの経験に注目する必要がある。