【時視各角】「万事ギョン通」では経済再生できない=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.19 11:35
崔守鉉(チェ・スヒョン)金融監督院長が一昨日、記者たちに「総負債償還比率(DTI)・担保認定比率(LTV)規制の改善案をつくる」と言った時、私はすぐに崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)経済副首相候補者が思い浮かんだ。“親朴系実力者”と呼ばれる崔候補者は、先週末に「(不動産景気の活性化のために)LTV・DTIに手を入れる」と話し、その話が出てからちょうど4日後に崔院長の「肯定的回答」が出てきたからだ。
私は崔院長の肯定的回答が、純粋で適切なものではないと思ったが、それは次の2つの理由のためだ。崔院長は最近まで金融健全性強調主義者だった。企画財政部や国土交通部で何度もLTV・DTI規制を緩和して不動産景気を浮上させようという意見があったが、反対していた。2つの規制が1000兆ウォンを超える家計負債の安全装置だという事実を誰よりもよく知っているからだ。