【コラム】ふさがった韓日チャンネル、外交長官から解こう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.13 08:48
緑に囲まれた静かな大邱(テグ)南東側のサムジョン山の麓。ここには日本人観光客の足が絶えない名所がある。帰化日本人武将の沙也可を祀っている鹿洞書院だ。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時に兵士3000人を率いた沙也可は、朝鮮にくるやいなや投降する。そして朝鮮側に立って戦う。弾丸の中でも老いた母親を背負って走る農夫を見て「このような君子の国を踏みにじることはできない」と考え、心を変えたということだ。朝鮮人に変身した沙也可は多くの功績を立てる。鳥銃と火薬製造法を朝鮮に伝授し、倭軍を退けるのに決定的な役割をする。このおかげで宣祖から金忠善(キム・チュンソン)という名前を受ける。壬辰倭乱後の活躍も大変なものだった。李グァル(イ・ グァル)の乱を平定し、丙子胡乱では清軍500人を切った。
このことが日本のNHKで放送され、沙也可は一躍有名人に浮上した。間違った侵略戦争には反対した義人のイメージに、朝鮮のために戦った点も浮き彫りになり、韓日和合の象徴として扱われている。