【時論】北朝鮮経済、どこに向かうのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.11 10:53
昨年中国の学会で会った若い北朝鮮研究員はこのように話した。「いまや平壌にも高層住宅がたくさん建てられました」。しかし力を込めた話し方とは反対に、その表情には「われわれはいつこのように暮らせるのか」と中国をうらやむ様子は歴然としていた。私はこのように言って上げたかった。「中国ぐらいに暮らすのは難しくありません。3種類だけやれば良いのです。北朝鮮の協同農場を家族農場に切り替え、市場で取り引きする自由を認め、創業と投資の自由だけ認めれば良いのです」。
韓国銀行の推定値によれば2011年と2012年の北朝鮮の経済成長率はそれぞれ0.8%と1.3%を記録した。陰の成長率ではないので、そうでなくても疲弊した経済がさらに厳しくなったと言うことはできない。しかし北朝鮮経済がはっきりとした回復傾向を示していると見るのは難しい。ほとんどなんとか延命する水準にあるとみなければならないだろう。しかしもし北朝鮮が上の3種類の改革さえしっかりやるならば、北朝鮮経済は毎年5%以上の成長ができる。数年過ぎれば食糧難も消え、「白いごはんに肉のスープ」も食べられるはずだ。