韓国国家情報院長候補に李丙ギ駐日大使…政治感覚備えた外交官として評価
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.11 09:10
「最も適切な政治感覚を備えた外交官、それと同じくらいの外交的技術を備えた政治家」。10日、国家情報院長候補に内定した李丙ギ(イ・ビョンキ)駐日大使に対して複数の外交部関係者が出した評価だ。スパイ事件証拠操作などで信頼に傷がついた国家情報院の首長として、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が李氏が適格だと判断した理由でもある。元世勲(ウォン・セフン)元院長が賄賂授受事件で実刑を宣告され、次の南在俊(ナム・ジェジュン)前院長が不名誉な退陣をした状況で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は非軍人出身ですでに安全企画部次長を歴任して組織生理を熟知している李氏が適任者だと判断したのだ。
李氏は歴代大統領3人と深い縁がある。李氏が政界と縁を結んだのは1981年のことだった。当時、現役保安司令官から予備役となり政務長官になった盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が盧信永(ノ・シニョン)外相に秘書の推薦を依頼したところ、盧外相はケニア駐在大使館で1等書記官として勤務していた李氏を推薦した。