【コラム】“集団親孝行”が必要だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.05 16:51
1970年代から1990年代初期まで韓国は世界最長の労働時間を誇った。当時、繊維や履き物など技術よりも安い労働力に依存する産業では、社員がトイレに行く時間も惜しんで社内食堂ではスープを出さないという企業があるほどだった。
今は労働時間が非常に減ったが、それでも先進国クラブの経済協力開発機構(OECD)では労働時間の長さで1、2位を争う。大韓民国の1年間の労働時間は2090時間で、OECDの34の加盟国のうちでメキシコ(2250時間)の次に長かったが、これも2007年までは1位で最近になってその座を明け渡したものだ。
メキシコは国民所得が1万ドル付近でOECD加盟国の中で一番貧しい国であり、他国の人々より長く仕事をするのが自然だとしても、韓国はOECD加盟国中の所得でいえば9番目なのに年間労働時間は2番目に長いのだ。所得水準に比べてとても長く働いているということだ。