【コラム】ハリーポッターと本を読まない韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.05 11:12
フィンランドが誇る世界的なキャラクター商品であるムーミンは1945年にフィンランド作家トーベ・ヤンソンの連作童話として初めて誕生した。その後ロシア、オランダ、日本などでテレビシリーズと映画が作られ世界に広く知られるようになり、90年代には日本の流通大手ダイエーの公式マスコットになり旋風的な人気を呼んだ。多様なキャラクター商品とイモティコンなどに再創造されフィンランドの代表文化商品として役割を果たしている。ヘルシンキ郊外にあるムーミンワールドにはムーミンを見るために毎年数百万人の観光客が訪れる。フィンランド航空はムーミンのキャラクターを描いた航空機を東京~ヘルシンキ路線に投じている。
世界で4億部以上販売された英国の作家ジョアン・ローリングの「ハリーポッター」シリーズは映画やビデオゲームなども作られ大きな成功を収めた。最近オープンしたハリーポッターテーマパークで人気が続いている。2つの事例の共通点は本の成功が多様なマルチメディアとキャラクターにつながり生命力と付加価値が大きく拡張する「ワンソース・マルチユース」という最近のトレンドをよく示しているというところにある。