「韓国仏教の包容性はユニークな魅力」…仏教美術に精通するカナダ人男性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.03 16:53
カナダで生まれて育ったデール・クォリントン氏(Dale Quarrington、36)が韓国で教えるのは英語だけではない。暇を見つけては韓国のお寺を訪れるクォリントン氏はそれを記録して韓国仏教の美しさを伝える。「デールの韓国査察旅行記(Dale‘s Korean Temple Adventures)」という英文ブログを通じてだ。2011年1月から写真を撮って感想を書き込んだのが190カ所を越えるから、1カ月に3~4カ所ずつ歩き回ったことになる。「韓国の宗教と歴史、芸術史など、私が韓国に来る前から興味を感じていたことが韓国の寺に全て凝縮されています。結局、韓国の歴史を習うことです。」
仏教に対する関心は高等学校の時に持ち始めた。「元々宗教に関心が多かったのですが、私が初めて接した寺がトロントの韓国式寺院でした。」クォリントン氏は外国人が感じる韓国仏教の魅力として包容性を挙げた。クォリントン氏は「韓国仏教には巫俗信仰と道教、儒教思想が溶け込んでいて北東アジアでも独特だ」と話す。
トロントのヨーク大学で英文学を専攻したクォリントン氏は2011年から慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)の小学校に英語のネーティブスピーカー教師として勤めている。韓国に定住してすぐに、家の近くの釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、金海(キムヘ)など慶尚道(キョンサンド)などの寺院を1カ所ずつ訪ね歩き始めた。「韓国のお寺を紹介する英文資料が多くないので始めたのです。」