「サムスン、日本モデル克服してグローバル企業に進化」=エコノミスト
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 16:55
サムスンが、家族経営の限界を超えてグローバル企業に進化したアジア企業の成功例だと英国の週刊誌エコノミスト(The Economist)が報道した。
エコノミストは先月31日「征服する世界(A world to conquer)」という題名のアジア企業特集記事で、アジアが全世界の国内総生産(GDP)の28%、世界の株式市場時価総額の27%を占めながら世界の工場の役割を果たしていると診断した。だがアジア企業の中の“スーパースター”は韓国のサムスン、日本のトヨタぐらいしかいないと分析した。多くのアジア企業が依然としてブランドパワーや国際化程度で米国・欧州の企業に押されているということだ。
それと共にエコノミストは、サムスンを「家族経営の企業集団(family conglomerate)」の段階を超えてグローバル多国籍企業に進化したと評価した。李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長が1990年代、サムスンの企業文化のグローバル化、成果基盤の補償システム構築、外国人採用などに乗り出しと分析した。またグループ事業をサムスン電子中心に集中して、当初ベンチマーキングしていた日本企業モデルを克服し、中国企業らの追撃が激しくなる中で昨年は研究開発(R&D)費用支出を24%も増やした点などを主な事例として紹介した。