【社説】泥沼と化したソウルの教育長選挙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 15:53
2日後に控えた6・4地方選挙で、ソウル市教育長選挙が見るに忍びないほどの乱闘場と化しつつある。2007年に直選制が導入されて以来、住民直選方式で教育長を選ぶ選挙制度のあらゆる弊害が一気に噴き出している様相だ。公約対決はすでに失踪し、誰が“泥沼ドラマ”の主人公なのかを見分ける暴露だけが乱舞している。
高承徳(コ・スンドク)ソウル市教育長候補は、昨日緊急記者会見を行い、実の娘がフェイスブックに掲載した「子供を捨てた高氏には教育長の資格はない」というコメントに対して「不徳の致すところ」と謝った。続いて「娘を利用した工作政治に対抗する」とし、現教育長の文竜鱗(ムン・ヨンリン)候補を名指しした。娘のコメントが、自身の前の義理兄弟であり故・朴泰俊(パク・テジュン)ポスコ名誉会長の息子と文候補の間の野合から出たというのが彼の主張だ。文候補は「事実無根」としながら法的措置を取ることを明らかにした。