韓国の5月の輸出、4カ月ぶりの減少…最大輸出国・中国の影響大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 08:38
韓国の輸出が1月(マイナス0.2%)以降、4ケ月ぶりに減少傾向へと転換した。産業通商資源部は1日、5月の輸出額(479億ドル)が前年同期比0.9%減少したと明らかにした。アジア・南米を中心に新興国への輸出が減ったことが最も大きな要因だ。その中でも韓国の最大輸出国である中国への輸出減少(マイナス9.4%)の影響が大きかった。中国は最近、不動産の沈滞や製造業の過剰生産が重なって景気鈍化の憂慮が高まっている。中南米(マイナス39%)は輸出減少幅が最も大きく、東南アジア諸国連合(ASEAN)の輸出も2%減った。
幸い欧州連合(32%)・米国(4.5%)といった欧米先進国の輸出増加が新興国の輸出不振をある程度相殺した。これらの地域は最近、景気の回復の流れに乗って韓国からの輸入物量を増やしている。品目別には船舶(30%)・石油製品(11.9%)・鉄鋼(9.6%)が好調を見せた一方、無線通信機器(マイナス10%)・家電(マイナス9.5%)・液晶表示装置(マイナス6%)は減少幅が大きかった。