<中央日報・CSIS年次フォーラム>「中国封鎖は話にならない…包容と参加を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.28 10:19
米国の「アジア回帰」政策を分析した第3セッションで、キャンベル前米国務次官補は「回帰政策は左右に揺れながら船を漕いで進むのと似ており、域内同盟国と中国の利害の間でバランスを取ることが重要だ」と話した。CSISのマイケル・グリーン副所長(アジア担当)は、「金融危機後に地位が急激に大きくなった中国との関係をしっかりと確立できないまま回帰政策を展開したことが中国には脅威に感じられたとみられる」と分析した。崔英鎮(チェ・ヨンジン)元駐米大使は、「米国が中国など東アジア諸国に同じ貿易体制を定着させたように域内に平和的体制を根付かせるだろう」と期待した。与党セヌリ党の吉ジョン宇(キル・ジョンウ)議員は、「回帰の成功の可否はアジア諸国の支持と参加にかかっている。持続可能性のある政策であるかについて韓国は見守っている」と話した。
▽キャンベル前次官補=回帰は21世紀の歴史の主舞台がアジアということに着眼したものだ。米国がアジアにもう少し関心を配分しようとする意志だ。成功するには中国を包容し参加させなければならない。中国封鎖は話にならない。また、サイバーセキュリティ、領海問題などを解決し域内諸国が安心できるようにしなければならない。米国は北東アジアに合わせていたフォーカスを東南アジアまで広げ環太平洋経済連携協定(TPP)成功などでアジアでリーダーシップを再確保しようとしている。韓中関係は改善されているが米国はこれを支持する。韓国がより良い友邦ということを中国がわかってこそ北朝鮮問題も解決できる。