【コラム】韓国と米国の公権力の差
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.27 17:08
米国生活をしてみたら変わったことがある。警察さえ見かければ緊張するという習慣だ。これは自慢ではないが、いまだに「チケット(罰金通知書)」を1度も受けたことがない自称ベストドライバーだ。それでも高速道路や街中の道を走る時、パトロールカーが後からついてくると焦ってしまう。理由は1つ。米国の警察は力が強いからだ。
韓国では交通警察官はたびたび、けんか相手になる。規定速度や信号を違反しても認める人は珍しい。「なぜ私だけ捕まえるのか」から「私が誰だか分かっているのか」までひとまず抵抗してみる。私もそうしていた。米国でそうすれば、ひどい目にあう。ワシントン特派員の間で伝説のように言い伝えられる話がある。信号違反で取り締まりに引っかかった某要人が、韓国での習慣どおり交通警察官と口げんかを始めた。すると警察官は車の中に目を通すと後部座席の安全ベルト未着用、停止車線違反、公務執行妨害など何と7枚のチケットを発行したという。罰金だけで100万ウォン余りに達した。