北朝鮮の牡丹峰楽団、最高級「日本製楽器」で演奏する特権を享受(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.27 16:52
団員の中ではラ・ユミとリュ・ジンアや双壁をなしている。西欧型の顔に美しい歌声のラ・ユミは、17日に「勲功女優」の称号まで受けた。同じ勲功女優のリュ・ジナは表情の演技が圧巻だ。ヴァイオリンが上手なソンウ・ヒャンヒは演奏家だが東洋的な容貌で人気が高い。彼女たちは流行をリードする。洗練された短髪のヘアースタイルは、若い女性層に人気を呼んでいるという。ラ・ユミやイ・ミョンヒ、パク・ミギョンらがつけて出てきた腕輪型のアクセサリーも大流行している。輝くようなエナメルトーンのハイヒールや短いスカートなども同じだ。「牡丹峰が身につければみなファッションになる」という話が出るほどだという。
牡丹峰楽団の歌手の多くは平壌の金星(クムソン)学院出身だという。早くから北朝鮮式の唱法を学び、舞台にもデビューした。李雪主も金星学院を出て中国に留学(声学専攻)した。演奏者はほとんどが平壌音大出身者で占められているという。クラシック不毛の地である北朝鮮だが、特権層の子供や英才対象教育によって脈をつないでいるようだ。