【コラム】プルコギと聞いて思い浮かぶブランドは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.27 14:21
最近、韓国料理を海外に広報するため、米メジャーリーガーの秋信守(チュ・シンス)選手をモデルに登場させたプルコギの広告が話題になった。米国メディアは「ブランドでなく、メニュー自体を広報する理由が分からない」と報道した。米国のポップスター、ジャスティン・ティンバーレイクが英国の新聞にバーガーキングやマクドナルド、ウェンディーズでもなく、ただ「ハンバーガー」の広告を出すような格好だという指摘だ。米広告専門誌アドウィークは「今年の最も不思議な広告」と酷評したりもした。
意図は非常に立派たが、結果的に国際的な恥として残った今回の件を見て、韓国の食文化を世界に知らせることも同じ脈絡だという気がした。韓食は国内外的に以前にないほどの関心を集め、世界の舞台に韓食の優秀性を知らせるという私たちの意志もいつよりも強い。しかし知らせたい内容があるだけで、誰がどのようにこれを体系的に伝えて育成するのかに対する答えは見られない。韓食を知らせる選手は不在の競技場で、観客だけが必死に応援をしているという、笑えない状況だ。