<韓国バスターミナル火災>バルブ開いてガス管溶接…防火シャッター作動せず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.27 08:26
26日午前9時、高陽総合ターミナル地下1階のリフォーム工事現場。溶接工のソンさん(50)が溶接機に火をつけた。フードコート内の店舗にガス管を連結するための溶接をしようとした。溶接機をガス管に突きつけた瞬間、火が天井に上がり、燃え移った。事故を調査中の一山警察署によると、ソンさんは「ガスの安全バルブを閉めずに作業したため、ガスがもれて火がついたようだ」と話したという。ソンさんは消火器で火を消そうとしたが、消えないため119に申告して避難した。
午前9時2分に申告を受けた消防本部は4分後に現場に到着し、午前9時29分に火を消した。火が消えるまで約30分間、1階まで焼けた。有毒性の煙は建物全体に広がった。2階の待合室でバスを待っていた高校生のキム・ソジュン君(17)は「切符売り場から2メートル離れたエスカレーターに沿って真っ黒な煙が上がってきた」とし「同時に警報と避難案内放送が流れ、待合室にいた約50人が一斉に非常階段の表示がある方向に走っていった」と状況を伝えた。午前9時に入り口を開けた地下2階の大型マート「ホームプラス」の職員チョ・ソンヒさん(25)は「入り口を開いた直後、ムービングウォークを通じて黒い煙がもくもくと下りてきた」と話した。