【社説】セウォル号惨事から40日…今は日常に戻る時だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.26 10:52
セウォル号惨事が起こってから、いつのまにか40日が過ぎた。数百人の幼い命を死に追いやった大惨事の衝撃と喪失感は、国民それぞれの心に大きな傷痕を残し、心理的後遺症はいまだ去っていない。政府各部署は仕事を止め、経済活動は事実上、麻痺状態だ。国全体が正常に動けない状態が1カ月以上続いている。
しかし、いつまでもセウォル号惨事に茫然自失したまま手離しでいるわけにはいかない。セウォル号不明者の救助活動、事故原因と責任を正す捜査は最後まで徹底して続けることが当然だ。ただし救助と捜査に直接関連していない国民や政府部署は、もう日常に復帰して生業と本業にまい進する頃になった。国民皆がセウォル号惨事を引きずって仕事を止めれば、景気低迷と国家機能の麻痺という新たな危機を呼び起こすだけだ。