【社説】飛ぶ兪炳彦会長に這う検察…1カ月間何をしたのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.24 08:47
兪炳彦(ユ・ビョンオン)元セモグループ会長に対する捜査が空回りしている。検察は全国6大地検で構成された検挙班のほか、最高検の人員まで動員し、兪元会長の身柄確保に乗り出したと23日、明らかにした。これに先立ち兪元会長と長男に対し、それぞれ5000万ウォン(約500万円)、3000万ウォンの懸賞金をかけた。警察も兪元会長一家の手配ビラを全国に配布し始めた。しかし行方は五里霧中だ。数日以内に検挙できなければ、捜査が長期化する可能性がある。
旅客船「セウォル号」沈没事故が発生してからわずか数日後、検察内部から捜査着手の情報が流出した。その後、検察は兪元会長一家の会社の関係者を出国禁止にしたと先月22日に発表した。速戦即決で捜査を終えそうな勢いだった。しかし1カ月が過ぎても兪元会長一家がどこにいるかも把握できず、公開手配をするまでになった。