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【噴水台】日本漫画『美味しんぼ』、福島の事実を問う=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.20 09:08
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「日本の会席料理を見れば、特殊な料理を除いて材料一つひとつの味を生かそうとする真心が見えます。言ってみればピアノの独奏と言いましょうか。しかし韓国料理は煮物やチゲ、キムチまでも多くの材料を使って複合的な味を作り出します。ピアノの五重奏や協奏曲の世界でしょう」。

原作・雁屋哲氏、作画・花咲アキラ氏による日本の漫画『美味しんぼ』の22巻に登場するセリフだ。日本国内の韓流熱風が始まるより少し前の約15年前、この一節を読んで「確かにそうだな」とうなずいた記憶がある。東西新聞社文化部の2人の記者が「究極のメニュー」を探して日本や世界各地の食文化を取材するという内容のこの作品は、1983年に週刊誌『ビッグコミックスピリッツ』で連載を始めて何と31年間も続いている。単行本で110巻まで出版され、すでに1億冊以上売れた。

 
『美味しんぼ』は、単純なグルメ漫画とみるよりも食を媒介にした社会・文化史だ。寿司を口に入れる瞬間、目の前に海が広がるような料理漫画特有の誇張はあまりない。代わりに食文化に関した東洋と西洋の古文書や各種の統計数値などを根拠に上げて料理や食材料の歴史と現況、日本食文化を創造した職人の精神を探求する。米の輸入・捕鯨・食品添加物問題などを直接的に言及しながら何度も社会的な論争を引き起こしてきた。

この漫画が再び論争の中心に立った。最近、雑誌に掲載された「福島の真実」編で、福島原子力発電所の近隣の村を訪問した主人公が鼻血を流し、村の前村長が「鼻血は放射能被爆のせい」と話すシーンが登場しながらだ。原作者の雁屋氏は「2年間の取材で得た事実だけを伝えている」と明らかにしたが、福島県はもちろん日本政府までが「漫画の内容が誤解を招きかねない」と批判に乗り出した。雑誌社側は結局、19日発刊号でこの問題についての専門家の意見を詳細に伝えた上で当分、漫画の連載を中断すると発表した。

韓国語版ですでに発刊されている『美味しんぼ(韓国タイトル:味の達人)』の110巻「福島の真実-1編」で作家は問うた。「真実を知らせたくない人間、全て適当にごまかし通したい人間、そしてその嘘に肉付けして助長したメディア」に日本人らがだまされているのではないかと。放射能と鼻血の関連性についての科学的真実とは別に、著者の問いに耳を傾けなければならない理由はある。世の中を変えることは、こうして質問を投げかける誰かによって始まるのだから。

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