朴大統領、談話発表日の午後にUAE実務訪問、なぜ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.19 09:58
朴槿恵(パク・クネ)大統領が旅客船「セウォル号」惨事の渦中に1泊2日の日程でアラブ首長国連邦(UAE)を訪問するのは、国益のために必要だと判断したからだ。
閔庚旭(ミン・ギョンウク)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官は18日、「当初は中東主要国を歴訪する予定だったが、セウォル号の事故のため他の日程はすべてキャンセルとなった」とし「しかしUAE原発1号機の原子炉設置行事は非常に重要な国益がかかる事業であり、経済活性化に寄与できるため(大統領が)出席することを決めた」と明らかにした。朴大統領は当初、クウェート・UAE・サウジアラビアの3カ国(6泊7日)を訪問する予定だった。
午前にセウォル号に関する対国民談話を発表し、午後にUAEに出発することについては、青瓦台内部でも反対の声があったという。しかし国益も重大な事案であるだけに、日程を短縮して40時間余りの1泊3日の訪問に決めた。往復飛行時間(17時間)を除けば、実際の現地滞在は丸一日にもならない23時間程度となる。