<韓国旅客船沈没>兪炳彦会長と長男、検察が週内の身柄確保目指す
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.18 10:57
セウォル号を運航していた清海鎮(チョンヘジン)海運の実際のオーナーである兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長一家の不正を捜査している検察が今週中に兪会長と長男の兪大均(ユ・デギュン)氏の身柄を確保する方針を固めた。検察関係者は17日、中央SUNDAYとの通話で、「今週中に拘留状が発給された兪会長をはじめ主要被疑者の身柄を確保できるよう最善を尽くしたい」と話した。
仁川(インチョン)地検特別捜査チームは兪会長がキリスト教福音浸礼会(救援派)の本山がある京畿道安城(キョンギドのアンソン)の錦繍院に滞在しているとみている。ただ、錦繍院はサッカーコート30面分の大きさと広いことに加え、周辺の山林などに自由に出入りできることから、兪会長が滞在先を移す可能性にも備えている。検察関係者は、「救援派信徒との物理的衝突など好ましくない事態を避け拘引状を執行できる方法を研究している」と話した。検察は逃避中の長男大均氏の身柄確保にも総力を挙げている。大均氏が滞在しているとみられる潜伏先を数カ所に絞り込んだ検察は、警察の協力を受けできるだけ早く検挙する方針だ。警察庁は17の地方警察庁から97人の警察官を選抜して検挙専門担当班を構成し検挙有功者には1階級特進の褒賞を掲げた。