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【コラム】創造的商品を売る韓国版「東急ハンズ」を作ろう(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.16 13:24
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ビジネスの目的は利益を出すことだ。そしてビジネスは生産を経て製品を市場で販売した時はじめて完成される。よく、商品を作ることが難しいと考えられる。しかし、作ることに劣らず売ることが難しい場合も多い。ミネラルウォーターを作るのは容易だが、ミネラルウォーターを全世界的に売るのははるかに難しい。グローバルなミネラルウォーター企業がダノン、ネスレなど、数えるほどの一部企業のみという事実からも分かる。石鹸も同じだ。小学生も授業で作るほど、誰でも作ることができるのが石鹸だ。しかしグローバルな石鹸企業はP&G、ユニリーバなど数少ない。物をいくらよく作っても消費者が知らなければ、その製品は無用の長物に過ぎない。流通は製品に生命を吹き込む息のようなものだ。

昨年9月、韓国経済のアイデア発電所をモットーに、創造経済タウンがオープンした。ここでは国民の多様なアイデアを、専門家の相談員の助けを受けて事業化する。今まで創造経済タウンの門を叩いた会員が2万4000人余りにもなり、アイデアの事業化を助ける相談員も3300人を越えた。創造経済タウンは韓国経済のアイデア発電所として位置づけられ、疎通と協力の新しいモデルに進化中だ。

 
だが、創造経済タウンの成功を軽率に断言することはできない。三斗の珠もつないでこそ宝(どんなに高価な物でも役立てなければ無意味という意味)と言うように、いくら良い物でも売れてはじめて役目を果たす。現在の創造経済タウンは製品化段階に重点を置いているようだ。核心は「売ること」だ。どこでどのように販売するのか、現実的な流通ソリューションが提供されなければ、いくら素敵な製品でもただ倉庫の在庫として残るだけだ。毎年、発明対戦・新技術対戦などが開催され、新しい発明品と技術があふれ出る。だが、大韓民国の発明家が金持ちになったという成功ストーリーを聞いたことはあまりない。

それならば、創造経済タウンで誕生した立派な発明品は果たしてどこで売れるのだろうか。韓国で最も一般的な流通チャンネルである既存の市場・マート・デパートでは主に汎用品が流通する。物が特殊なほど、機能が新しいほど顧客が限定され、売れる頻度も低い。このような物は一般的な流通チャンネルでは取り引きされにくい。創造的商品を売るためにはこのような商品を専門的に販売する「販路」が必要だ。日本東急ハンズは創造的物を取り扱う流通チャンネルとして有名だ。看板に書かれている「創造生活ストア」という文面から分かるように東急ハンズには独特の物が集まって販売されている。販売されている商品の種類だけでも約30万個という。1976年の創業後、年間200万人以上の顧客が訪問する東急ハンズは創造的商品の専門流通経路としての位置を確立させた。


【コラム】創造的商品を売る韓国版「東急ハンズ」を作う(2)

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