火の中で乗客を先に助けた中国のバス運転手…NYT「セウォル号乗務員らと好対照」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.15 09:01
12日午後4時50分ごろ、中国四川省宜賓市の都心の橋を渡っていた路線バスが突然、爆発音と共に炎に包まれた。直前の停留所でバスに乗った男性が、封筒に入れた引火物質を床にまいてライターで火をつけたのだ。
キャリア26年の運転手・肖坤明さん(43)は、その渦中でも慌てなかった。バスを止めてエンジンを切った後、液化石油ガス(LPG)のバルブを閉めた。追加爆発を防ぐための措置であった。引き続き後部口側に走っていって消火器で火を消し始めた。火が簡単におさまらないため安全ハンマーを外してガラス窓を割った後、乗客を脱出させた。この過程で肖坤明さんは前腕と頭にひどい火傷を負ったが気にしなかった。