第３期を迎えるガールズグループＫＡＲＡが、危機からチャンスへと雰囲気の巻き返しに成功するだろうか。

ＫＡＲＡが５月２７日、ＭＢＣミュージックで初放送される『ＫＡＲＡプロジェクト』を通じて新メンバーを選抜することを決めた。ニコルのチーム脱退とジヨンの海外留学後、メンバー補充と３人での活動をめぐってかなり悩んだが、結局メンバー補充から糸口をつかむことにした。これにより２００７年の韓国デビュー（第１期）、２０１０年の日本デビュー（第２期）以来の２０１４年ＫＡＲＡ第３期が始動している。

成功と失敗についての可能性はやはり半々と予想されている。ファンたちの感情はまだ新メンバー加入に好意的な方ではない。『ＫＡＲＡプロジェクト』の立ち上げが知らされた後、インターネットのコメントなどには「あまりにも早すぎる」という文などが続いた。リーダーのギュリもやはりファンたちの憂慮について「私たちのカミリア（ファンクラブ）は、いつも傷つくことになりますね。私たちを大切にしてくれた皆さんを傷つけることになって申し訳ない。命脈とか自信不足とか心痛む話が多いが、思いとは違うということを見せたい」という文を残した。

新メンバーの迎え入れに関しては肯定的な面も大きい。ＫＡＲＡは解散説、不和説などに関する一連の危機を体験した。韓国はもちろん日本でも人気が例年に及ばないという指摘も続いた。ある歌謡関係者は「新メンバーの迎え入れがＫＡＲＡにとっては突破口になる可能性がある。ＫＡＲＡはＫＡＲＡだ。これまでのファン層が堅固な状況で、新メンバー加入はチームに活力を加える効果があるだろう。ガールズグループの寿命が決まっている状況で寿命延長のための良い作用をする」と明らかにした。

ＫＡＲＡ所属事務所のＤＳＰメディアは音楽チャンネルＭＢＣミュージックと手を組んでＫＡＲＡの新メンバーを選抜する番組『ＫＡＲＡプロジェクト（ＫＡＲＡ　Ｐｒｏｊｅｃｔ）』を立ち上げる。この番組にはＤＳＰメディアで数年間の体系的なトレーニングを受けた練習生７人が参加する。彼女たちは「Ｂａｂｙ　ＫＡＲＡ」を結成して最終メンバーになるための多様なミッションを遂行する。計６回分が制作されて最終回は生放送で行われる。

ＫＡＲＡは２４日、ソウルのブルースクエア・サムスンカードホールで「２０１４カミリアデイ・ファンミーティング」を開く。今回のイベントは約５カ月ぶりのチーム活動再開で注目されている。ＫＡＲＡの今後の活動計画などを聞ける場となる見通しだ。さらに６月１日には日本武道館でもファンミーティングが行われる。公式チケット販売ページ（dsp.dspzone.co.kr）とソーシャル寄付プラットホームであるＷｅジェネレーション（wegen.kr）のホームページでチケット予約ができる。