【コラム】中国が北朝鮮を放棄する時点(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.12 16:40
金正日(キム・ジョンイル)の死去後、若い金正恩(キム・ジョンウン)が登場した時、日本のある情勢分析チームは「2年以内に北朝鮮政権が崩壊する可能性は90%」という結論を出した。数字を書いたのは、その研究を委嘱した機関が計量化された結果を望んだからだ。
金正恩政権は3年目に入っている。最近ある日本メディアが「中国人民解放軍が北朝鮮体制崩壊の可能性を念頭に置いた対応策を用意した」で報じ、世界的なヘッドラインになったが、むしろ中国側は金正恩体制が安定期に入っていると見ている。この時期に中国側は張成沢(チャン・ソンテク)粛清の波紋でしばらく停滞していた朝中経済協力を活性化させようとしている。中国も西側陣営がこうした報道を朝中関係を崩そうという戦略的な目的で利用するとし、不快感を表している。