【コラム】リスク社会、解決していく批判的思考能力=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.12 14:59
彼らが宗教団体の一員だったからであろうか。パンツ姿で脱出する船長、海洋警察のボートに搭乗する瞬間もずっと携帯電話でどこかに電話している1等航海士らの異常な行動が、一日に何度もメディアを通じて繰り返し流されながら、こうした疑問が後を絶たない。いったい彼らは誰者であり、なぜそのような行動をしたのだろうか。この過程で、異端派宗教の影響があったのだろうか。
脱出した船員が宗教団体の一員だったかどうかは明らかではない。ただし清海鎮(チョンヘジン)海運と関係会社の首脳部の相当数が、いわゆる救援派とさまざまな面で関連していることは明らかだ。乗客を救助すべき現場にはいなくても、命令を下すことはできた。
ユ・ビョンオン元会長は、彼らのグループでオーナーを超えた絶対的な存在だ。通常、財閥グループのオーナーと系列会社の代表が、高い年俸と信任でつながっているとするならば、ユ元会長と核心首脳部の関係は完全に違う。ユ元会長は1970年代からキリスト教福音主義のお言葉を伝える者であり、彼らは彼の話を通じて想像もできないような内密な体験をした人々だ。いくら検察捜査が強力に行われるといっても、拘束された首脳部の口でからユ元会長の社員番号「A990001」を超える証拠が出てくるのは難しいだろう。