【時論】日本の行政改革から学ぶ知恵(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.12 10:30
セウォル号惨事の収拾案に関連して、朴槿恵(パク・クネ)大統領は国家を改造する姿勢で臨むといった。その最初のボタンとして官僚社会の改革に言及し、改革案の用意を安全行政部に指示したという。しかし官僚社会が見せた総体的な乱脈の様相を「公務員のセルフ改革」で解決できると考える人は誰もいないだろう。
官僚組織の慣行と文化は、長年にわたって形成された高度な政治的産物であり、一度制度化されればいくら不合理でも簡単に脱却できない依存性を持つ。したがって改革を達成するためには、官僚組織と隔離された独立的な推進機構、そして官僚の自己防御的な抵抗と干渉を遮断する強力な政治的支援が必須だ。強力な官僚優位の伝統を持つ日本も、そうした陣痛を経験して行政改革を推進してきた。