ASEAN・国連に広がる南中国海紛争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.12 09:26
中国がベトナム・フィリピンと繰り広げている南中国海でも領土紛争が東南アジア諸国連合(ASEAN)と国連に広がった。
AP通信によるとASEAN10カ国外相は10日、ミャンマーの首都ネピドーで採択した共同声明を通じ、「南中国海の緊張高揚に対し深刻に懸念している。普遍的に認められる国際法原則により平和的手段で紛争を解決せよ」と促した。中国中海油田は今月初めに紛争島しょであるパラセル諸島(ベトナム名・ホアンサ、中国名・西沙諸島)で石油ボーリング作業に入った。これに対しベトナムが海軍艦艇を動員して阻止に乗り出し衝突した。7日には中国艦艇が放水砲で攻撃しベトナム船舶8隻が損傷し6人が負傷した。11日にも双方の海軍と海岸警備隊艦艇の間で衝突が続き、ベトナム側負傷者は9人に増えた。これに対し怒ったベトナム市民500人余りはこの日首都ハノイの中国大使館周辺で中国のボーリング作業を非難するデモを行った。