【取材日記】「独島旅客船に異常なし」と叫んだ海洋警察
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.07 16:12
海洋警察をはじめ、海洋港湾庁・船舶安全技術公団・韓国船級などの専門家らが集まった。沿岸旅客船の安全実態を一つひとつ調べた。旅客船「セウォル号」惨事直後の措置だった。しかし安全点検は徹底されていなかった。点検を受けた旅客船は8日後、広い海でエンジンが故障した。2日に乗客390人と乗務員6人を載せて鬱陵島(ウルルンド)を出発し、独島(ドクト、日本名・竹島)まで16キロを残した海上で故障した旅客船「ドルフィン号」(310トン)のことだ。
セウォル号の事故が発生すると、東海海洋警察署は先月末、浦項地方海洋港湾庁など関係機関とともに沿岸旅客船に対する緊急安全点検に着手した。鬱陵島-独島を運航するドルフィン号と独島サラン号(205トン)も対象だった。ドルフィン号と独島サラン号の点検には専門家14人が動員された。専門家は2日間、旅客船を点検した。救命設備が整っているか、船長と乗務員が非常時の行動要領をよく把握しているか、操舵機・レーダー・船舶自動識別装置(AIS)をはじめとする各種設備が十分に作動するかなど、一つひとつ確認した。