<韓国旅客船沈没>「事故初期に近隣の救難企業に動員令がなかった」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.05 16:36
セウォル号沈没翌日の先月17日。
不明者家族が集まった全羅南道珍島郡(チョルラナムド・チンドグン)珍島室内体育館を訪れた朴槿恵(パク・クネ)大統領は「政府が動員できる資源と人材をすべて投じて救助に最善を尽くす」と述べた。特攻隊投入にも言及した。
ところが救助・捜索作業が進められる過程で海軍の特殊戦戦団(UDT)と海難救助隊(SSU)が本来の役割を果たせなかったという主張が絶えずなされた。軍は海洋警察の現場統制を受けたと説明した。ボランティアに駆けつけたUDT・SSU出身の民間潜水専門家らも先月20日、海洋警察と海上事故の収集を専門にする民間企業「ウンディーネ・マリン・インダストリー(Undine Marine industries、以下、ウンディーネ)」が救助への参加を阻むと抗議して現場から撤収した。海洋警察はウンディーネを除く他の民間企業に救助を要請することもなかった。