CEOは収賄、実績は不振、工事現場では事故…揺れる財界5位ロッテグループ(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.05.03 08:39
「『去華就実』が総体的な危機を迎えた」。ロッテショッピングの申憲(シン・ホン)元社長が納品会社から支援金を受けた容疑で検察に出頭した今月14日、ロッテのある関係者はグループの危機をこのように表現した。去華就実とは「表面の華やかさを捨てて中身の充実を図る」という意味で、ロッテ創業者である辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長(92)の経営原則だ。辛総括会長の執務室の壁に数十年間掛けられている言葉でもある。
申元社長の召喚が総括会長の経営原則とどんな関係があるのだろうか。ロッテの危機はなぜ総体的なのか。財界の関係者らはロッテグループの経営が第1世代から第2世代へと移り、企業文化も過渡期を迎えたという点に注目している。