<韓国旅客船沈没>海運会社、セウォル号沈没の瞬間にも貨物量操作
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.02 11:46
海上の船長・乗員と同じように、陸地にいた海運会社の職員にも乗客の安全や命は眼中になかった。16日の旅客船「セウォル号」の沈没中にも、清海鎮海運の職員は過剰積載を隠すために貨物量の記録を操作したことが分かった。
検警合同捜査本部は1日、「清海鎮海運済州本社の貨物営業担当職員Lから『過剰積載を隠すため仁川支社の物流チーム長K(44)と電話をした』という供述を得た」と明らかにした。Kはセウォル号の過剰積載を知りながらも黙認した容疑(業務上過失致死など)で先月30日に逮捕されている。
LがKと電話をした時間は16日午前9時38分から。セウォル号が60度近く傾き、沈没していた時だ。Lは当時、Kに対し、「状況が深刻だから、貨物量を点検してダウンさせるのがよいのでは」と話したという。するとKは「すでに部下職員に点検するよう伝えた」と答えた。しばらくしてLがまた電話をし、「貨物量をダウンさせたか」と尋ねると、Kは「ダウンさせた。貨物量を調整しておいた」と話したという。