【コラム】安倍とプーチンが学ばなければならないこと(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.28 14:21
プーチン大統領のロシアと安倍首相の日本は実に似ている。プーチンのロシアは先月ウクライナ・クリミア半島を合併したことに飽きたらず、東部地域では持続的な混乱状況を作り出すことでによってさらなる領土合併あるいはウクライナの分裂を狙っている。安倍の日本は国家主要人物の妄言と靖国神社参拝で過去の軍国主義の郷愁をあおって、韓国や中国との間で歴史葛藤を強化し拡散しているところだ。
プーチンと安倍の大きな共通点は、第1に過去に対する執着がある。プーチンは冷戦時代に世界を支配していたソ連の光栄はもちろん、ユーラシア大陸を手中に収め成功したロシア帝国の過去を蘇らせようとしている。安倍も東アジアと太平洋を支配していた大東亜共栄圏時代に対するノスタルジアを刺激している。どの国のリーダーも民族史の光栄を記念するのは正常だが、それが現在と未来を担保とするものなら困る。