【社説】大韓民国は官僚のための国なのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.24 13:16
セウォル号沈没惨事を機に国家改造論が熱い。今回の事故で確認された総体的不良と無能を正そうとするならば国家改造レベルで大韓民国を変えなければならないという要求が、政界を中心に大きくなっている。
私たちは大韓民国が改造されなければ、これ以上、持続可能ではないと判断している。最優先にメスを入れるべき対象は官僚システムだ。公務員が存在する理由は、国民に行政サービスを提供するためだ。官僚らが自らの腹を満たすために「マフィア」と呼ばれて行政システムを私有化するのでは話にならない。その有り得ないことがおおっぴらに広がって、その結果、国民の生命まで脅かされるという事実が、今回の事故を通して赤裸々にあらわれた。大韓民国が国民の国なのか、でなければ官僚の国なのかから明確にしていかなければならない。